日本日時2024年7月27日に行われた、パリオリンピック・男子柔道60kg級・準々決勝。
永山竜樹選手(日本)とガルリゴス選手(スペイン)が対戦しました。
結果は片手絞め一本勝ちでガルリゴス選手の勝利。
この判定ですが、疑惑の判定と言われています。
誤審疑惑の審判は誰?
GONZALEZ Elizabeth(エリザベス・ゴンサレス)さんです。
出身:メキシコ
生年月日:1987年4月21日
経歴:2022年 ジュニア世界選手権
2023年 世界選手権・IJFマスターズ・グランドスラム
主審の「待て」の後も締め技を続ける相手選手
ガルリゴス選手から絞め技を受けた永山選手。主審から「待て」がかかるも、ガルリゴス選手は絞め技を辞めることなく永山選手に技をかけ続けました。
その後、永山選手が畳に頭を付け倒れたとことで、失神したという審判が下されたました。
柔道における「待て」とは?
「待て」とは、何らかのトラブルで試合を一旦中止するときに、審判から発せられる言葉です。審判は、片手を伸ばし肩の高さまで水平に上げ、指を上にして掌を時計係に向ける動作をし、「待て」と発します。
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「待て」がかかるのは、乱れた服装を直すときや互いに手数が少なく試合に変化がないとき、鼻血などのアクシデントが起こったときです。審判は「待て」をかけ、一旦試合を止めて仕切り直し、「始め」の合図で試合は再開されます。
このルールを見ると、「待て」の後でのアクションは一旦試合が止まった状態に起こっていると思えます。
握手拒否に5分間の抗議
不可解な判定であったため永山選手は試合終了後、ガルリゴス選手からの握手を拒否しました。また、5分間ほど畳から離れず”抗議”を行いました。
その結果、会場からはブーイングが起こりました。
監督やコーチ陣も抗議
会場では、永山の判定について、大会本部で、金野強化部長、鈴木桂治監督、古根川コーチらが、講義を続けています。ガリゴスが「待て」の後も絞めを続けている映像を見せているようです。東海大の上水監督、父修さんら、関係者は心配そうな表情で見守っています。#パリ五輪2024
— 塩谷耕吾 (@kogo_shioya) July 27, 2024
まとめ
選手や監督・コーチが抗議をする不可解な判定であったと思われます。
日本人としては柔道は伝統的なスポーツですので「正々堂々」であってほしいですね。誤審や不可解な判定は、相手選手や審判、個人が攻撃される原因にもなってしまいます。平和の祭典であるオリンピック。4年間の選手の努力を思うと、公正な審判を強く望みます。